1 概要
 本校の6年生は、アウトファールト校(オランダ現地校)と交流学習を行っています。アウトファールト校は、本校より北に約130キロメートル離れたフリースランド州のスネークという小さな町にある学校です。アムステルダム日本人学校とアウトファールト校との6年生は、相互にホームステイをし合うことで、お互いの学校を知り合うだけでなく、相手の国の文化や習慣にも深く触れることができる交流学習を行っています。
2 交流計画
 まず、子どもたちとどのような係が必要なのか話合いを行いました。紹介式や各活動の計画、班作りが必要であるという意見とともに、交流会を進める上でオランダ語にも訳すための辞書があったほうがいいという意見が出ました。そこで、辞書係を作り、係を中心として6年生全員で交流会やホームステイに向けたオランダ語の辞書作りを行いました。 
  完成した辞書についてについては、こちらをご覧ください。   「交流のネタ大全集」
 交流学習の日程についても、オランダ語の先生といっしょに話し合いました。
    
5 交流会当日の様子
1日目 紹介式の様子(アウトファールト校の6年生からプレゼントをいただきました。)
スポーツタイムの様子(体育館ではボール当て、運動場でサッカーを楽しみました。)
ホームステイ先の家庭に向けて出発(みんないい表情をしています。)
2日目 ホームステイを終えて学校に到着 (一段と交流が深まったようです。)
昼食作り(保護者の方にもご協力をいただきました。)
アムステルダム市内見学(アンネフランクミュージアム・西教会)
歌のプレゼントと記念撮影 そして お別れ
4 自己紹介カード <アムステルダム日本人学校の担当教師および6年生より>
  招待状(ホームステイのお宅からアウトファールト校の子どもたちへ向けた招待状を送りました。)
   ※ プライバシー保護の観点から、掲載いたしておりません。
  自己紹介カード <アウトファールト校の6年生より>
3 交流会に向けた準備 ・ 保護者説明会での各係の取り組みの紹介
6 子どもたちの感想から
 お茶を体験する時間が始まりました。最初私たちが手本を見せてその後にアウトファールト校のみんなにやってもらいました。私は、○○に「お茶は少し苦いよ。」と言ったら、○○は、「おいしい。」と言いました。私はびっくりしました。
 バス停についた。ぼくは、○○と○○にバスから降りてもらって、荷物を持って家に向かった。家に着いたら、まずぼくたちの部屋を案内して荷物を置きました。夕飯まで、テレビゲームをしました。ぼくのソフトは日本語しかないので、意味を説明するのが難しかったです。・・・ぼくは、このホームステイをしてよかったなあと思いました。
 私は、最初とてもどきどきして、なんて話したらいいのかなと思っていたけれど、一生懸命話してみると意外と通じました。わからないものは英語やジェスチャーで話ができて、なんだかとても楽しかったです。・・・・オランダ語もべらべらふざけてしゃべっているうちに、なんだかけっこう話せるようになったし、話せなくても心と心が通じ合えば分かり合えるのだと思いました。今度は、個人的にまたうちに泊まりに来てほしいです。
 今回の交流学習の取り組みで、私が一番心に残ったことは、辞書係になったことでした。学校編と生活編をグループで作ることにしました。・・・みんなが辞書を見ながら話しかけたときに、アウトファールト校の友だちが答えを返してくれているのを見て、「ちゃんと通じてるー。」と思いました。これからも、たくさんの人がこの辞書を利用してくれるとうれしいです。
 夕食を食べた後に、折り紙をしたり着物を着せてあげたりしました。言葉は片言であまりうまく使えなかったけれど、気持ちは通じ合えたと思いました。次に、私たちがホームステイに行く行く2月が楽しみです。